最寄り駅は井の頭線「三鷹台駅」。松庵という町名は、江戸時代に医師「荻野松庵」が町を開いたことが由来。隣駅「井の頭公園」は武蔵野の雑木林にあり、池を囲む遊歩道は昔から人々の憩いの場です。
三鷹台駅から緩やかな坂を上っていくと、静かな住宅街にすっかり馴染んだ玉成幼稚園がありました。創立者ベラ・アルウィン女史が幼稚園・保育専門学校を設立されたのが1883年(大正5年)、現在の松庵の地にも1952年(昭和27年)から。歴代の先生方が、この街のそして、日本の子どもたちにたくさんの愛を注がれてきたことと思います。
今回は、100年を超える歴史ある幼稚園のレポートです!
玉成幼稚園の教育
キリスト教の愛の精神を基いとし、幼な子が、自ら生きる力を高め、豊かな個性を育むことをめざしています。
子どもたちの豊かで幸せな未来のために玉成幼稚園が大切にしていることは?
- キリスト教保育を基として、聖書の話や小さな祈りの中から、感謝の心や相手を思いやるやさしさが育ってほしい。
- 遊びを通して、喜びも悲しみも怒りも辛さも自ら体験し、その道筋の中から自分を愛するように、相手を理解する心を学んでほしい。
- 豊かな自然あふれる園庭で、四季折々の彩りと生命の営みを子どもが出会える機会を与え、子どもたちの感性を伸ばしてほしい。
- できるできないという目に見える表面的な事柄で優劣をつけ評価するのではなく、その子どもがその子らしくそのまま受け入れられ、子ども時代を子どもらしく過ごしてほしい。
玉成幼稚園のこどもたち
自然豊かな園庭
年長組が虫網を持って園庭のあちらこちらを友だちと一緒に虫取りに夢中
さすが年長組、仲間っていう雰囲気が感じられました。
今日はシジミチョウが2匹とキイロシジミが1匹!取ったシジミチョウを入れた虫かごを見せてくれました。 そして、あとからのA君のお話「もう1匹捕まえたんだけど、2匹逃げちゃったから今は1匹なんだ!」(なるほど!さすが年長組!)
かくれんぼをしようと、鬼決めじゃんけんを始めた年中組。
「あいこでしょ!あいこでしょ!」とずっと続くあいこのじゃんけん。何人ものお友達と声を合わせて「あいこでしょ!」って言い合うのが楽しいみたいでした!
年少組はプール。準備の着替えが終わった子どもが3人、廊下を小走りに。
一人が「ぷーる!ぷーる!」と言って廊下の向こうに行くのを、一人がついていき、もう一人もその楽しそうな雰囲気につられて~。その様子を「親子広場」の先生がちゃんと見ていてくださって、タオルから両手を出してくれました。
担任の先生も「プールの前に怪我しちゃうかもって先生ドキドキしちゃった!」との声掛け。(ステキ!走っちゃダメ!って私だったら大きな声出しちゃったかも(笑)
でも、ちゃんと子ども達に先生の気持ちは伝わっていたと思います。そうかぁ、楽しいけどタオルを巻いて走ったらあぶないね!って!
今日はお部屋で一人で遊んでいるお子さんもいました。もちろん!だって9月ですもの。おまけにアルウィン祭の代休で昨日はお休みだったのですから。
一人で遊んでいることはけして心配なことではないんです。心配なのは一人で遊ぶことをその子自身が困っているとき!
今日、私が見かけたお子さんたちからは「一人で遊んでいるけどぜーんぜん、困ってなんかいないよ」っていう心の声が聞こえるようでした。一人で遊べることは幼稚園が大好きで安心していられるから。そして、一人で楽しい遊びを見つけられることはその子の力、自信ですもの❤
訪問を終えて
幼稚園のホームページにこんな言葉がありました。
- 「あそぶことから見えてくる」
- 「かかわることからみえてくる」
- 「かんじることからみえてくる」
今日出会った玉成幼稚園のお子さん達はたくさんあそんで、たくさんかかわって(おともだちとも、先生とも)いました。自然いっぱいの園庭では感じることがたくさんあったと思います。
玉成幼稚園にはたくさんの方々が働いていらっしゃいました。
担任の先生。補助の先生。お弁当を冷やしたり運んだりされていた方。お掃除をされていた方。保育園の先生も園庭で小さなお子さんの保育をされていました。皆さんがまだまだ暑い9月の一日、身体をたくさん動かしてテキパキと働いていらっしゃいました。玉成幼稚園の底力を見た感じがします❤
基本情報
- 園名
玉成幼稚園 - 住所
〒167-0054 東京都杉並区松庵1丁目9-33
- 電話番号
03-3332-5954
説明会日程
- 9月29日(金)
- 10月5日(木)
時間:両日いずれも
- 10時00分~11時30分頃
短時間保育、長時間保育、共通内容 - 11時30分~12時30分頃
長時間保育に関するご説明