三軒茶屋は世田谷区内では交通要所の一つ。地下を東急田園都市線が走り、地上は国道246号線が通っています。
でも、昔からこの街をご存じの方にとっては、三軒茶屋(さんちゃ)といえば、賑やかで庶民のお財布に優しい商店街の町、あったか~い人情の町です。今も路地裏には人々が集う小さなお店がありました。
さて、今回のご紹介は、昭和54年(1979)に開設された世田谷区立三軒茶屋保育園です。半世紀近く、三軒茶屋保育園はこの町の子ども達とその保護者の皆さんをずっと温かく支えてこられたのだろうなぁ、この町の変遷をずっと知ってる保育園なんだろうなぁ、と思いました。 では、7月19日(木)、地域の親子のために企画されたイベント【保育園に遊びに来てね「ネバーランド三茶」】をご紹介します。
三軒茶屋保育園の保育方針
「生きる力を育てよう」
- 笑顔で元気いっぱい
- しっかり聞いてよく考える
- 楽しく食べて健康な体
子どもたちの豊かで幸せな未来のために三軒茶屋保育園が大切にしていることは?
保護者とともに子育ての楽しさ、喜びを共感していきます。自己肯定感を持ち、生き生きと過ごせる保育を目指します。地域施設との連携をはかり、保育力の向上に努めます。
イベント「ネバーランド三茶」の様子
1階ホールには、0歳児さんがねんねしたり床に直におすわりできるようマットが敷かれて親子さんを待っていました。
小さな木製遊具・布製のぬいぐるみなども。
先生が
「みなさん、はじめて今日、ここで出会った方ばかりなんですね!」
と話されると、ちょっと緊張気味だった皆さんのお顔が柔らかくなったみたいでした。
毎日暑いこともあってか、0歳さんのおうちは、なかなかおうちの外に出られないみたいです。先生が
「じゃあ、みなさん、今日は行こう!って決心をして来てくださったのですね!」
とおっしゃると、うんうん、と皆さん、笑って頷かれました(笑)
赤ちゃんたちも初めはお母様のお膝に抱っこされていたり、お母様の近くでゴロゴロしたりしていましたが、お母様方がリラックスされていくと、お子さん達もお友達の近くに寄っていったり、ねんねのお子さんもお友達の方をじーっと見つめたり(あれぇ~、この子は何しているのかな?って思っていたかも)・・・・。
あっという間に1時間が過ぎました。皆さん、抱っこベルトの使い勝手や、近くの保育園事情の情報共有もされたり・・・。もっとおしゃべりしたかったみたいです。
園訪問レポート
三軒茶屋保育園に取材に行かせていただきたい!と思った動機は、ホームページに載っていた「ネバーランド三茶」のネーミングです。
いろいろな保育園で地域の親子さんへの支援事業として「園でのイベント」を用意されています。
しかし、こんな楽しいネーミングはとってもいいな!と思ったのです。それを目にしたとき、(あ、楽しそう!)と保護者の方の気持ちがホッと明るくなる!と。
現在の子育ては1世代、30年前とはずいぶん違うように思います。保育園に入っていない0歳~2歳くらいの小さいお子さんのママ・パパたち、公園に行ってもなかなか同じ月齢のお子さんには会えないかもしれませんね。
そんな保護者の方にとって、保育園の先生のような地域の専門家に、ちょっとした心配事を聞けたらどんなによいか、って思います。
そういう意味でも、三軒茶屋保育園の今日の「保育園に遊びに来てね、〈〈ネバーランド三茶〉」は子育て中の親子さん(今日は全員ママでした!)にとって優しい場所だと思いました。きっと、次の回も親子さんが集まることでしょう!
基本情報
- 園名
田谷区立三軒茶屋保育園 - 住所
〒167-0054東京都世田谷区三軒茶屋1丁目23-4
- 電話番号
03-3418-2842
- 開設
昭和54年(1979)5月1日 - 開園時間
午前7時15分~午後6時15分
延長保育:午後7時15分まで