「とんぼ工房」ってなぁに?何をするところ?
東村山市は、市内の燃やせるごみ、粗大ごみ、燃やせないごみ、資源物の一部を秋水園ごみ処理施設で処理しています。収集された粗大ごみの中には、まだ使える家具などもありますが、とんぼ工房では、直せばまだ使えるものを修理したり、修理できない家具を分解し、使える部分で、小箱やおもちゃなどの木工製品を作ったりしています。
とんぼ工房は、こうした事業だけでなく、実は、地域の子どもたちのためにステキな活動も行っているんですよ~!
それが、木工教室!
木工教室は、毎月「今月は○〇を作ろう!」と作品を決めて、市報でお知らせし実施されていますが、夏休みはちょっとスペシャルです。というのも夏休みの教室に参加したお子さんたちは、とんぼ工房で作っているたくさんの製作品見本の中から、作りたいものを自分で選ぶことができます。
その作品を作るために必要な工具(電気のこぎりやベルトサンダーなどの本格的な工具)も使わせてもらえます。なにより、“これを作りたい”と思ったものを作ることができるし、完成した作品はおうちに持ち帰ることができます。スタッフさんが丁寧に教えてくれるので、保護者の皆さんも安心。 今回は、そんな、とんぼ工房の「親子で木工教室」の様子を取材しました。
すごい集中力!
ものづくりに挑むお子さんたちの様子をご覧ください!
訪問を終えて
お子さんたちの真剣な表情が印象的でした。夢中で作品と向き合うお子さんたち。
1対1で丁寧に指導し、本格的な工具も使わせてくださるとんぼ工房のスタッフさん。
猛暑の一日ではありましたが、とんぼ工房は明るく清々しい空気に空気に満ちていました。
時々、聞こえるのは、工具の動作音やお子さんとスタッフさんとのちょっとしたやり取りだけ。保護者の皆さんは、お子さんたちのそんな様子を柔らかな笑顔で見守っていらっしゃいました。
家庭からごみとして出された家具の一部が、作品の材料として再生されることはもちろんエコで素晴らしいのですが。お子さんたちにとっては、モノづくり~自分の手を使って、アタマを使って、自分の作りたいモノが出来上がる経験~は、タブレットでオンラインで、なんでもすんじゃう現代ではかえって新鮮で楽しいひとときだったかもしれませんね!
それに!!学校の先生でも親でもない大人に何かを教えてもらえる!このこともお子さんたちには滅多にないことだったかもしれません。この教室のことをもっともっとたくさんの人に知ってもらいたいです。
参加できるのは「東村山市」のこどもたち限定で、少し残念!
とんぼ工房のこと、木工教室のことをたくさんの方々に知っていただきたいと思います。
最後に。
もうひとつ、皆さんにご紹介!
とんぼ工房のスタッフさんたちによって修理された家具や作られた木工製品は、東村山市内の美住(みすみ)リサイクルショップ等で安価に頒布されいる、とのことです。ごみとして出され廃棄されるはずだったものが、手をかけられ、命を吹きこまれて、また誰かの手に渡って使われていくことって素晴らしい!
お近くの方はこちらにもぜひ、足をお運びください。
施設名
秋水園 とんぼ工房
住所
〒189-0001 東京都東村山市秋津町4-17-1