檜原村をご存じですか?東京都で島を除くと唯一の村。
檜原森のおもちゃ美術館は、総面積93パーセントが森林という森の豊かな森の恵みを生かした体験型美術館です。檜原村で育った木材をふんだんに活用した木造2階建ての木の香りに満ちた空間には、檜原の魅力を伝える木 のおもちゃと遊びが溢れていました。
では、2023年7月31日(月)の取材レポートをご報告いたしましょう!
檜原 森のおもちゃ美術館ができるまで
檜原森のおもちゃ美術館は2021年11月にオープンした新しい施設です。もともと旧北檜原小学校があった場所に設立されました。
1966年の建替え以降、地域のこどもたちが学び遊んだ記憶が刻まれたこの場所は、1984年に檜原小学校に統廃合され、その後、渋谷区に貸し出されました。「渋谷区自然の家」として活用されてきましたが、2017年、老朽化に伴い、「渋谷区自然の家」は閉鎖、耐震診断などの結果により、2019年に解体されることになりました。
2021年、地域の思いを乗せて、新しく「檜原森のおもちゃ美術館」として生まれ変わったのです。
訪問レポート
森のおもちゃ美術館の道案内に沿って歩いていくと、北檜原小学校の校門がどっしりと動かずにそこにありました。あぁ、小学校だったんだ、と胸が熱くなりました。
音楽室の五線譜入り黒板が各コーナーの「お名前板」として活用されてもいて、小学校を愛する地域の方々の思いがあちこちに感じられるおもちゃ美術館でした。
ボランティアスタッフであるおもちゃ学芸員の方々が、おもちゃの遊び方や魅力を伝えてくれていました。私たちも木の穴に隠れた虫を棒で探し当てる「引っ付き虫コーナー?」を教えていただいてすっかり夢中になってしまいました(笑)
副館長清水主税さんは檜原森のおもちゃ美術館をおもちゃを全国に発信する拠点にしたいとおっしゃっていました。
美術館は体験型、のことばどおり、施設そのものが遊びの場であり、おもちゃはどれも人肌に優しいもの♡
ごっこひろばコーナー
赤ちゃんのためには他のコーナーと区別された「赤ちゃん木育広場」がありました。ここなら安心して赤ちゃんもハイハイ、よちよちできますね!
最後に
おもちゃ美術館はおもちゃだけでなく、全体が木の香りに包まれて、こどもも大人もリラックスできる、ステキな空間でした。
オープンされてまだ2年足らず。土日は多くの人で溢れるほどの人気が出てきたそうですが、平日はゆったり過ごせそうです。
この夏休み、一度訪れてみられたらいかがでしょうか♡
檜原 森のおもちゃ美術館 基本情報
- 施設概要 名称
檜原森のおもちゃ美術館 - 所在地
〒 190-0200 東京都西多摩郡檜原村3783番地
mail: info@hinohara-toymuseum.com
web:https://www.hinohara-toymuseum.com - 構造
木造2階建て
【建築面積】565.51㎡【延床面積】981.35㎡ - 建築材
ヒノキ・スギ・サワラ - 設立
檜原村 - 運営団体
特定非営利活動法人東京さとやま木香會(もっこうかい)